「いきなり!ステーキ」が経営不振だとか、業績が不調みたいなニュースを最近よく見聞きするようになりました。
以前の「いきなり!ステーキ」のイメージは、日本全国にものすごい勢いで店舗を増やしていて絶好調なイメージだったのですが、、どうやら客足は減っているようです。
順調に見えた「いきなり!ステーキ」の不振はなぜ起きたのか?不調の原因や客離れの理由は何なのか?気になるので、わかりやすく深掘りします。
「いきなり!ステーキ」の不振の経緯と数字を簡単にまとめると、、
■【ペッパーフードサービス(いきなりステーキを運営する会社)】は、2019年末の業績予想を下方修正、つまり思っていたよりも業績が悪くなり赤字に転落すると発表。
■2019年度の「いきなり!ステーキ」出店計画を210店舗から115店舗へ減らし、今現在ある44店舗の退店を発表。
■2018年4月に、それまで伸び続けていた客数が減り始める。そこから少しずつ客数が減っていき、2019年10月では前の年と比べて40%(4割)減っている。
↑↑このような現状に置かれています。
いきなり!ステーキからお客が離れたのはなぜ?不振に陥った理由

好調に見えたいきなり!ステーキからお客が離れた理由、経営不振になってしまった原因は1つではなく、いろいろなことが重なり合ってのことでしょう。
ここでは、識者やお客の立場から見た、いきなり!ステーキ苦戦の理由などをまとめました。
提供する肉の量の問題
●量が多すぎて食べきれない(肉量の下限がサーロインで200グラムだった ※現在は150グラムにも対応)
●多いお肉が熱い鉄板に乗って出てくるので、最後のほうは火が通りすぎて美味しくなくなる
●ガツッとお肉を食べたい客にフォーカスしたため、少量を美味しく食べたい客が来なくなった。
急激に(2018年の1年間に200店)店舗を増やしすぎたための弊害
●特に郊外エリアで店舗商圏エリアの見積もりが甘く、自社の店舗同士で客を取り合うようになった。
●人材育成も追いつかず、サービス全体(接客、掃除)の質が低下した。
●急激な大量出店自体が、今の人手不足の時代に合わなかった
ネットに寄せられた消費者の声
●注文の仕方が面倒くさい
●消費税UPで割高感もUPしたのが大きい
●価格と肉の質が合っていない
●同じ値段なら焼肉に行く
●一過性のブームだった
●多店舗で運営する業態じゃない
●客を高回転で回すから成り立つビジネスモデルなのに、店舗を増やすとそれができない
●結構高いのに落ち着いて食べられない
●話題性で一度は行ってもリピートはしずらい
●肉が固くて味は微妙・・
●肉のグラムと価格と味のバランス、トータルでの満足感が低かった
●似たような競合店の存在
↑↑このような意見がネット上に見つけることができました。
いきなり!ステーキ社長が異例のお願い!その反響は?

いきなり!ステーキのピンチを救うべく、同店を運営するペッパーフードサービス一瀬邦夫社長が消費者に”お願いを”したことが大きな話題となりました。
そのお願いの内容とはこんなものでした↓↓
一ノ瀬邦夫社長の”お願い”文の内容
「社長からのお願いでございます
従業員、皆元気良く笑顔でお迎えいたします
いきなりステーキは日本初の格安高級牛肉の厚切りステーキを気軽に召しあがれる食文化を発明、大繁盛させて頂きました
今では店舗の急拡大により、いつでも、どこでもいきなりステーキを食べることができるようになりました
しかし、お客様のご来店が減少しております
このままではお近くの店を閉めることになります
従業員一同は明るく元気に頑張っておりますお店も皆様のご希望にお応えしてほぼ全店を着席できるようにしました
メニューも定量化150g、200gからでも注文できオーダーカットも選べます
創業者一瀬邦夫からのお願いです ぜひ皆様のご来店を心よりお待ちしております」
このような文言が直筆で記された張り紙を使ってお願いをしたのです。
この異例とも言える、社長自ら消費者にお願いをするという作戦は、世間的にはどのように受け止められたのでしょうか?気になるので調べてみました。
いきなり!ステーキ社長のお願いへの反応
●社長の論理がねじれているし、周囲の人がそれを直せないのも問題。
●こんなワンマン経営なら、従業員は嫌気がさすんじゃない?
●社長のプライドは少し感じるくらいならいいが、これだと、「このオレが頭を下げているんだぞ」という感じがしてしまう。
●張り紙は注目を集めたからよしとして、プライドは保ち、あまり単価を下げずに少量メニューを揃えることが解決につながると思う。
●従業員は疲れていて笑顔も少ない、それなのに従業員をおいて助けてほしいはないのでは?
●自分が考えることはすべて正しいと思っていそう。
●別に”お願い”に不快感はないが、なぜ売り上げが落ちたかを考える必要があると思う。
●ほぼ全席を着席できるようにしたというが、立食で始めたのに提供側も客もファーストサービスが失われ、結果両者が損をしている。
●単品メニューでそれが支持を失うと経営が一気に傾くのは、かつての吉野家を思い出させる。
●最寄りの店が閉店する前に一度食べに行っているか・・という人はいるかもしれない。
●これで客が減るなら社長の失敗だし、どうでもいいんじゃないの。
↑↑ネット上では、社長のお願いに対してこのような反応が見られました。
あなたはどのように感じましたか?
今後のいきなり!ステーキの動向に注目ですね!
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