沢村賞の由来と歴代受賞者!条件や選び方と選ぶ人(選考委員会メンバー)

野球

プロ野球ファンならおそらく誰もが知っているであろう「沢村賞」。この沢村賞の由来とは?歴代受賞者にはどんな方たちがいるのでしょうか?

さらには、沢村賞受賞の条件選び方(選考基準)とは?そして選ぶ人(選考委員メンバー)はどんな人たちなのでしょうか?

沢村賞のあんなことやこんなことについてお伝えしていきますね!

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【プロ野球】沢村賞の由来とはどんな賞?いつからできた?

1947年 (昭和22年) から、

読売新聞社が戦前のプロ野球黎明期において豪速球投手として名を馳せた沢村栄治の栄誉と功績を称えて制定 

されたのが沢村賞の由来です。

正式には【沢村栄治賞】と呼ばれ、特別賞とされています。

沢村賞は、それぞれの年のシーズンにおけるプロ野球12球団の”完投型の先発投手”の中で最も活躍したとされる選手に与えられるもの。

つまり、先発投手にとって一度は表彰されたい名誉ある賞となりますね。表彰された選手には金杯と賞金300万円が送られます。


それではここで、沢村栄治さんについて御紹介していきましょう。

沢村栄治 (さわむら えいじ) さんは、1917年2月1日、三重県宇治山田市に生まれました。京都商業学校のピッチャーとして活躍をされ、1934年に現在の読売ジャイアンツへとプロ入りを果たされます。

同年には日米野球の全日本のメンバーにも選出され、あのベーブ・ルースとも対戦。

身長174cm、体重71kg。右投げ左打ち。最多勝・最多奪三振・最優秀防御率・MVP・ノーヒットノーランなど数々の功績を残されました。

1944年に現役を引退、同年の12月に27歳という若さで戦死をされました。1959年には野球殿堂入りをし、背番号14は日本のプロ野球界初の永久欠番となっています。

そんな名誉ある沢村賞これまでにどんな方たちが受賞されているのでしょうか?見ていきましょう。

沢村賞の歴代受賞者一覧・まとめ

沢村賞の歴代受賞者はこちらです。

年代受賞者所属チーム
1947別所昭南海
1948中尾碩志 (ひろし)巨人
1949藤本英雄巨人
1950真田重男松竹
1951杉下茂名古屋
1952杉下茂名古屋
1953大友工巨人
1954杉下茂中日
1955別所毅彦巨人
1956金田正一国鉄
1957金田正一国鉄
1958金田正一国鉄
1959村山実大阪
1960堀本律雄巨人
1961権藤博中日
1962小山正明阪神
1963伊藤芳明巨人
1964ジーン・バッキ―阪神
1965村山実阪神
1966村山実
堀内恒夫
阪神
巨人
1967小川健太郎中日
1968江夏豊阪神
1969高橋一三巨人
1970平松政次大洋
1971該当者なし
1972堀内恒夫巨人
1973高橋一三巨人
1974星野仙一中日
1975外木場義郎広島
1976池谷公二郎広島
1977小林繁巨人
1978松岡弘ヤクルト
1979小林繁阪神
1980該当者なし
1981西本聖巨人
1982北別府学広島
1983遠藤一彦大洋
1984該当者なし
1985小松辰雄中日
1986北別府学広島
1987桑田真澄巨人
1988大野豊広島
1989斎藤雅樹巨人
1990野茂英雄近鉄
1991佐々岡真司広島
1992石井丈裕西武
1993今中慎二中日
1994山本昌広中日
1995斎藤雅樹巨人
1996斎藤雅樹巨人
1997西口文也巨人
1998川崎憲次郎ヤクルト
1999上原浩治巨人
2000該当者なし
2001松坂大輔西部
2002上原浩治巨人
2003井川慶阪神
2004川上憲伸中日
2005杉内俊哉ソフトバンク
2006斉藤和巳ソフトバンク
2007ダルビッシュ有日本ハム
2008岩隈久志楽天
2009涌井秀章西武
2010前田健太広島
2011田中将大楽天
2012摂津正ソフトバンク
2013田中将大楽天
2014金子千尋オリックス
2015前田健太広島
2016ジョンソン広島
2017菅野智之巨人
2018菅野智之巨人
2019該当者なし
2020大野雄大中日
2021山本由伸オリックス

プロ野球ファンなら名前を知っている選手が多いのではないでしょうか?「懐かしいな」とか「あの選手も受賞していたんだ…」なんて思いますよね。

これまで、沢村賞を受賞した選手の所属チームで最も多いのが巨人、続いて中日広島となっています。お気付きの方もいるかもしれませんが、ロッテのみ受賞者がいません。ちょっとビックリな気もしますね。

1947年から始まった沢村賞ですが、1950年からはセリーグのみでの選出となり、平成 (1989年) に入ってから再びパリーグも選出の対象となりました。ですのでその影響もあるかもしれません。

では、沢村賞はどのようにして選ばれるのでしょうか?条件や選び方についてお話していきましょう!(*^-^*)

沢村賞の条件・選び方 (選考基準)

沢村賞の条件・選び方とはどんな内容のものなのでしょうか?多くの先発投手の中から選ばれるのですから条件もいろいろあるのでは?と思ってしまいますよね?

沢村賞の選び方として、1982年に”選考基準”というものが設定されました。

それには以下のような条件があります。

●登板試合数  25試合以上
●完投試合数  10試合以上
●勝利数    15勝以上
●勝率     6割以上
●投球回数   200イニング以上
●奪三振    150個以上
●防御率    2.50以下

以上7つの条件があり、全てクリアしてなくても構いません。原則として12球団から1名の選手が選ばれます。

2018年からは【「先発で登板した全試合に占める、投球回数7回で自責点3点以内」】というのが追加されました。

ちなみに、2020年と2021年に沢村賞を受賞した投手で見てみますと・・

2020年受賞の大野雄大投手(中日ドラゴンズ)の2020年成績は、、

11勝6敗、10完投・6完封。防御率1.82。148奪三振。投球回数148 ⅔。勝率6割4分7厘。

条件からいくと防御率と完投数、勝率をクリア。6完封は12球団で1位。45イニング続けての無失点という球団新記録も達成。

新型コロナウイルスの影響で開幕も大幅に遅れ、試合数も120試合と短縮された中での素晴らしい成績ということもあり、受賞となったようです。

そして、

2021年に受賞の山本由伸投手(オリックス・バファローズ)は、、

18勝5敗、6完投・4完封。防御率1.39。投球回数193 ⅔ 206奪三振、勝率7割8分3厘。

「投手部門リーグ4冠」を獲得。完封数(4)も含めて「投手5冠」という成績。選考基準7項目中の5項目をクリアで、全会一致での受賞でした。

続いては沢村賞を選ぶ人たちについてお話していきましょう。

沢村賞を選ぶ人・選考委員会メンバー

日本プロ野球(NPB)において名誉ある沢村賞を選ぶ人はどんな人たちなのでしょうか?

1982年に選考基準委員会というのができました。沢村賞選考委員会のメンバーは5名で、12球団の中で先発投手として活躍をされた投手がメンバーとして選ばれることになっています。

先発投手というのが大きな鍵(ポイント)となるのですね。

現在のメンバーは2015年からのメンバーで、委員長の堀内恒夫さん・平松政次さん・村田兆治さん・北別府学さん・山田久志さんとなっています。

ちなみに一番最初のメンバーは金田正一さんと村山実さんのお二人でした。

いずれの方も現役時代に大活躍され、レジェンド(伝説)と呼ぶにふさわしいた方たちばかりですね。

沢村賞 該当者なしの年もあった!?

先程の受賞者一覧の所で気になった方もいると思うのですが、1947年から設定されたこの沢村賞。これまでに該当者なしの年がありました。

沢村賞該当者なしだった年は、2019年・2000年・1984年・1980年・1971年の計5回

沢村賞は投手にとって名誉ある賞であり、やはりしっかり基準を満たさないと選出はされないようです。”沢村賞の価値を下げないためにも”との理由もあるようです。

また、ここ数年 「完投するピッチャーが少なくなってきた。」 と野球解説者の方がよく話されています。

2020年現在のプロ野球界では、どの球団もに中継ぎ(セットアッパー)抑え(クローザー)のピッチャーがいますよね。1試合9イニングを複数の投手でいかにやり繰りをしていくかが重要視されているわけです。

以前のように、いわゆるエースと呼ばれる先発ピッチャーが完投するのが当たり前の時代ではなく、完投型の投手の人数も確かに減ってきました。

このように、昔と今ではピッチャーの起用が変わってきているのですね。なので10完投をクリアできる選手はだんだんと少なくなってくるかもしれません。その為に新しい項目が追加されたようです。

【プロ野球/NPB】沢村賞についてのまとめ

ここまで、沢村賞についていろいろとお話してきました。

1947年から60年以上も続いている沢村栄治賞。それは大投手・沢村栄治さんの名を冠する素晴らしい成績を納めた先発投手だけに送られる特別な賞でした。

先発投手なら誰でもこの沢村賞を受賞したいでしょうね。確かに1試合9イニング投げきることは簡単なことではありません。一年通して怪我なく試合に出ること、本当に大変だと思われます。

ですがチャンスが与えられたのならそれを目指すのがプロ。今後、沢村栄治さんやこれまで受賞された名投手を越えるような沢村賞受賞者が出てくることを楽しみにしたいと思います!(・∀・)

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