阪神タイガースで活躍したマット・キーオ投手。2020年5月に64歳でこの世を去りましたが、その勇姿はプロ野球ファン・阪神タイガースファンの中で生き続けます!
そんな故マット・キーオさんの功績を称え、キーオさんのプロフィールや背番号、残した成績、珍しい親子本塁打を振り返り。画像や動画で今一度キーオさんのことを思い出していただければと思います。
【阪神】マット・キーオ投手のプロフィール
マット・キーオ 基本プロフィール
■ マット・キーオ
本名:マシュー・ロン・キーオ
出身地:アメリカ合衆国
生年月日:1955年7月3日
没年月日:2020年5月1日
身長:190.5cm
体重:86.2kg
マット・キーオの名で知られるキーオさんですが、本当のフルネームは、マシュー・ロン・キーオという名前だったんですね。これは知らなかった人が多いのではと思います。
190㎝を超える長身、クルクルのカーリーヘアにヒゲがトレードマークでした。見た目にも特徴のあったキーオさんなので多くのプロ野球ファンの記憶に残っていますし、これからも語られていくでしょうね。(特に阪神ファンの方たちに(´-`*))
マット・キーオ 選手情報
投球・打席:右投げ右打ち
ポジション:投手
プロ入り:1973年 ドラフト7巡目
メジャー初出場:1977年9月3日
メジャー最終出場:1986年10月2日
NPB初出場:1987年4月10日
NPB最終出場:1990年9月27日
マット・キーオ 球団経歴 歴代所属チーム
● オークランド・アスレチックス
(1978~1983)
● ニューヨーク・ヤンキース
(1983)
● セントルイス・カージナルス
(1985)
● シカゴ・カブス
(1986)
● ヒューストン・アストロズ
(1986)
● 阪神タイガース
(1987~1990)
オークランド・アスレチックスには内野手として入団したものの、打力の低さや投手の才能が評価され、1976年に内野手から投手にコンバート。その翌年1977年にはメジャー昇格を果たしたのだそうです。
1980年には自己最多となる16勝(13敗)を挙げ、1982年まで3年連続2ケタ勝利を記録。メジャーリーグでもしっかりと結果を残しているのが素晴らしいですね。
1983年シーズン途中でニューヨークヤンキースに移籍。その後、カージナルス→カブス→アストロズと渡り歩き、 1987年キーオさんにとって現役最後の球団となった阪神タイガースに入団。
暗黒時代に突入していた阪神タイガースのチーム状況にもかかわらず、入団1年目から開幕投手を務めたり、通算4年間の在籍で3年連続2ケタ勝利を含め45勝を記録。チームが弱い時期にこの成績は高く評価されていいものでしょう。個性ある見た目と成績でインパクトを残した選手でしたね。
【阪神】マット・キーオ投手の背番号
背番号:『4』
阪神タイガース入団から退団まで背番号は4番でした。
これまでに背番号4を付けた阪神タイガースの主な選手を見てみると、川藤幸三さん、藪恵一さん、上本博紀選手、などの顔ぶれがあります。
ジーン・バッキ―、アンディ・シーツ、ライアン・ボーグルソンといった、外国人選手も付けていた印象の強い背番号ですね。
【阪神】マット・キーオ投手の阪神タイガースでの成績
年度 | 登板数 | 勝利数 | 敗戦数 | 防御率 |
1987 | 27試合 | 11勝 | 14敗 | |
1988 | 28試合 | 12勝 | 12敗 | |
1989 | 28試合 | 15勝 | 9勝 | |
1990 | 24試合 | 7勝 | 9敗 |
阪神タイガース在籍4年間で、45勝44敗。当時の阪神タイガースは暗黒時代と呼ばれるほど弱かったので、その中でこの数字は立派ですし、もし他球団であればもっと良い成績を残していたと言われています。
特に1989年の15勝は光りますね。ストレートとカーブが武器でした。翌年1990年のケガがなければもっと長く活躍してくれていたかもしれません。
マット・キーオの親子ホームランについて
マット・キーオさんに関して見ていると【親子ホームラン】というワードが出てくるのですが、これはキーオさん本人と、そのお父さんであるマーティ・キーオさんも日本プロ野球でホームランを記録していることをさしています。
マット・キーオさんは日本プロ野球(NPB )で通算2本のホームランを記録。お父さんのマーティ・キーオさんは1968年に南海ホークスでプレーしホームランを記録しています。親子でのホームランを記録したのは日本プロ野球史上4組目と、とても珍しい記録なので、キーオさんの語る時のトピックとして取り上げられるのですね。
【画像】マット・キーオ阪神時代・カルビープロ野球カード
【動画】キーオの投球とホームランにヒーローインタビューも!
3番目のキーオさんのホームランが見れる動画は、動画再生から4分ほどのところがちょうどホームランを打つところですので、3分50秒あたりから見るのがオススメです。素晴らしい当たりのホームランでした。
マット・キーオさんのことを思い返したくなったらまたこの記事に来てください。あなたの心と阪神ファンの中にキーオさんは今も生きています!