「フッ化水素酸」がトレンドワードのトップに!秋葉原の路上にこぼれているのが発見されたらしいのですが、なぜここまで話題になったのか?
それはこの「フッ化水素酸」という液体(水溶液)がかなり危険な猛毒でとても危ないし怖いものだからです。
見た目や異臭と表現されるその臭いはどんなものなのか?人間の皮膚に触れたり、触ると相当ヤバいらしいけど具体的にはどうなってしまうのか?など、この記事では「フッ化水素酸」についていろいろ見ていきます!
『「フッ化水素酸」が秋葉原の路上に!』が話題でトレンドワード入り
2020年6月4日朝、東京秋葉原の路上で「フッ化水素酸」と見られる液体がこぼれていたとのニュースが報道されました。
東京消防庁の化学機動中隊員が2時間かけて処理したとのこと。たかが液体に大ごとだとお思いかもしれませんが、それだけこの「フッ化水素酸」がヤバすぎると言えるわけです。
「フッ化水素酸」の読み方・俗称略称
困った時のウィキペディアさんで調べてみたところ、「フッ化水素酸」の読み方は「フッかすいそさん」。英語表記は「Hydrofluoric acid」。
フッ化水素の水溶液のこと。と記されております。俗称・略称は「フッ酸((フッさん)」です。
「フッ化水素酸」の外観・見た目と臭いは?
フッ化水素酸の外観・見た目は無色。臭いにかんしては「変な臭い」「異臭」という表現があるだけで、どんな感じの臭いだとか、〇〇みたいな臭いという具体的なものはありません。毒性の強いものですし、一般人の日常生活では関わることがないものですので、臭いをかぐ機会そのものがないのがその理由だと思われます。
「フッ化水素酸」とは何?用途は?
ウィキペディアによりますと以下のような説明がされています。↓↓
フッ化水素酸はフッ化水素と共に、フッ素を含む多くの薬品、重合体(例:テフロン)および合成繊維の前駆体である。
濃フッ化水素酸は一般にガラス (SiO2) と反応して溶かすことがよく知られている。
何かを溶かしたりする力、溶解力がめちゃくちゃ高いです。その溶解力を活かして工業を中心にいろいろな使われ方をされているようです。
フッ素化合物の原料、金属の洗浄やサビ落とし、ガラスの化学加工、半導体製造時のシリコン酸化膜のエッチング、歯科技工でも用いられています。主に工業においていろいろな用途で使用されていますね。
「フッ化水素酸」は危険な猛毒で危ないし怖い!触るとヤバい!
フッ化水素酸は毒劇物取締法の毒物に指定されるくらい、大変毒性が強い猛毒として知られています。先ほども触れたように【溶かす力=溶解力】がとても高いからです。
人間の皮膚や骨なども壊疽(組織が死んだ状態)させてしまうので、絶対に触ったりしてはいけません。実際にこれまでにもフッ化水素酸が絡んだ事故や事件はありました。あえて詳しくは触れませんが、重症を負ってしまったり、命を落としてしまったケースもあるそうです。
大半の人は直接関わる機会がないものなので、そこまで心配する必要はないでしょう。ですが、2020年6月の秋葉原のように突然道路に落ちてこぼれていたなんてこともありますから油断は禁物です。
もし、万が一にも「フッ化水素酸」と書いてあるボトルなどを見かけたら絶対に触らないようにしましょう。今回は以上です!
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