【奈良県(ならけん)】の熊(ツキノワグマ)に関する情報をまとめました。
■奈良県に熊はいるのか?
■奈良県における熊(クマ)の生息地・生息数
■奈良県のクマ出没マップ(目撃・痕跡)
■奈良県の熊(クマ)目撃情報・被害・事故情報
などについて、なるべく分かりやすく詳しくお伝えします。
奈良県に熊(ツキノワグマ)はいるのか?

そもそも奈良県に熊(クマ)はいるのか?との疑問がありますよね。
奈良県に熊はいます。奈良にいる熊の種類は「ツキノワグマ」です。
推定生息数は2019年~2021年調査で約70頭から190頭ほどと言われています。
関西2府4県の中で奈良県は、京都府、兵庫県、滋賀県に次いで熊の生息数が多いとされています。
【関西地方の熊(クマ)についてまとめた記事↓↓】
【関西】熊の生息地はどこ?関西で熊の出る山・出没マップまとめ
【奈良県】熊(クマ)の生息地・多い場所
奈良県公式HPによると、奈良県における熊(クマ)の恒常的生息地とされているのは↓↓
旧西吉野村、旧大塔村、天川村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村
主に和歌山県東部と三重県西部に挟まれた奈良県南部地域ですね。
このあとご紹介する熊の目撃・痕跡情報からしても、【野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村】といった奈良県の中で最も南に位置する地域が、熊の生息する数が多い場所だと言えそうです。
これらの地域に、黒滝村、下市町、旧五條市の吉野川以南および吉野町の吉野川以南の地域を加えた地域がツキノワグマの保護管理重点地域となっています。
【奈良県】熊(クマ)出没マップ(目撃・痕跡報告件数)
奈良県の熊(クマ)出没マップで調べたところ、最も参考になりそうなものを引用させてもらいました。↓↓

地図内の数字は、2002年から2016年の狩猟期間(11月~2月・3月)に狩猟者から報告された目撃情報と痕跡情報の件数。
目撃・痕跡があった地点に数字が記されています。
狩猟者の報告なので、狩猟の対象となる南部地域に限られる数字ですが、中でも【野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村】が多いのが見て取れます。
【奈良県】熊(クマ)目撃情報・登山・被害・事故まとめ
奈良県内における2002年~2018年の一般県民による熊(クマ)目撃件数↓↓

2000年代に比べて2010年代は倍近く、もしくはそれ以上に目撃件数が増えています。
上の表には載ってませんが、補足として2019年は68件、2020年は53件、2023年は10月までで39件となっています。
2020年代はどのように推移していくのか気になるところですね。
近年の奈良県における熊(クマ)目撃情報や登山中の事故などを以下にまとめました。↓↓
■2023年9月13日
奈良県山添村西波多の県道奈良名張線上津口バス停付近で熊1匹を目撃。
■2022年12月14日
奈良県上北山村の山中で男性が登山中に熊に襲われて崖から転落。
■2022年9月24日
奈良県天川村山西山西地区で熊に遭遇。
■2021年11月19日
下北山村池原ダムへ尾鷲方面から車で走っている時に道の端に熊を目撃。
■2021年5月30日
東吉野村日裏でイノシシ用の罠にまちがって捕獲された熊を放したときに男性が負傷。
2022年12月の熊に襲われて崖から転落した男性は亡くなっていますし、そのほかにもケガをしたという報告もあります。
やはり野生の熊との遭遇には危険が伴うと言えるでしょう。
突発的に遭遇してしまうのはどうしようもないことですが、なるべく出会わないように行動することが大事だと思いました。
奈良県の熊(クマ)情報まとめ
奈良県の熊(クマ)情報についていろいろと見てきました。
奈良県にはツキノワグマの生息地があり、目撃情報や襲われたという事故もありました。
そして、奈良県では熊の目撃件数が増えている傾向にあります。
野生動物である熊の行動は予想できませんし、遭遇してしまうと被害をうけてしまうかもしれません。。
クマが冬眠に入る時期以外は十分に注意をしたいですね。
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【関西2府4県 個別の熊(クマ)情報記事↓↓】
【大阪府】熊(クマ)はいる?生息地や出没・目撃・事件の情報まとめ
【京都】熊(クマ)生息地と出没マップ2023/目撃・被害・事件まとめ
【兵庫県】熊(クマ)生息地と多い場所/出没マップ/目撃情報・事件・事故まとめ
【滋賀県】熊(クマ)生息地/出没マップ/目撃情報・被害・事故まとめ
【和歌山県】熊(クマ)いる?生息地と出没・目撃・事件の情報まとめ
【奈良県と近隣県の熊(クマ)情報↓↓】
【三重県】熊(クマ)生息地/出没マップ/出没情報・目撃情報・被害・事故まとめ